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CMS導入の落とし穴と、安心できる選択肢

ホームページを立ち上げる際、まず検討されるのが「どのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を使うか」です。とくに中小企業や個人事業主の現場では、コスト面を重視してWordPressを選ばれるケースが多くあります。

WordPressの魅力と拡張性

WordPressは世界中で最も普及しているCMSのひとつであり、情報が多く、オープンソースとして無料で利用できること、豊富なプラグインやテーマが揃っていることなど、多くの魅力を備えた素晴らしい製品です。技術的な拡張性にも優れており、うまく使いこなせば非常に高機能なホームページを構築することができます。

しかし、「導入しやすさ」と「安心して使い続けられるか」は別の話で、後になって大きなリスクになるケースも少なくありません。

WordPress運用におけるリスクについて

WordPressの運用で最も多いトラブルが、「アップデートをしないまま放置されることによるセキュリティリスク」です。WordPress本体だけでなく、導入されているプラグインやテーマも、定期的な更新で脆弱性が修正されますが、これを怠るとサイトが攻撃の対象となり改竄されるリスクが高まります。

注意すべきなのが、「プラグインが更新されず、WordPress本体のアップデートに追従できなくなる」ケースです。無料のプラグインの中には、開発やメンテナンスが止まってしまうものもあり、互換性の問題でサイトが正しく動作しなくなる、という事態に陥ることも。便利なはずのプラグインが、結果として足かせになることすらあるのです。
古いバージョンのまま運用を続けると、脆弱性を狙った攻撃の対象になりやすく、知らないうちに不正アクセスや改ざんの被害を受けてしまうことも。しかもその復旧費用や信用回復には、思わぬコストと手間がかかるものです。

また、セキュリティや安定運用のために外部の業者にWordPressの保守管理を依頼すると、月額で数万円の費用がかかるケースもあります。弊社でも、導入しているプラグイン数やカスタマイズの範囲によって価格は変わりますが、月額15,000円~ 保守業務をお受けしています。
安価に導入できたはずのCMSが、長期的には高コストになるという逆転現象が起こることも珍しくありません。

クラウド型CMSという安心の選択肢

そうしたリスクを避け、より安全な運用を望むなら、MovableTypeクラウド版やPowerCMSクラウド版といったクラウド型CMSの導入をぜひ検討してみてください。
これらのCMSは、WordPressと同様に柔軟なWebサイト構築が可能でありながら、サーバー保守やシステムアップデートがベンダー側で管理されるため、ユーザー側の負担が大幅に軽減されます。導入後のトラブル対応もスムーズで、セキュリティパッチも自動適用されるため、常に最新・安全な状態が保たれます。

しかも、月額費用は数千円程度から利用可能。WordPressを自力で運用する場合のリスクや保守コストを考えると、「任せられる安心感」を低コストで得られる選択肢といえるでしょう。

コストと安心のバランス

CMS選びは「初期費用」だけで判断せず、「長期運用」「セキュリティ」「トラブル対応」など、ホームページを育てていく視点から見極めることが重要です。WordPressが決して悪いわけではありません。むしろ優れたシステムであり、十分な知識と体制がある場合には理想的な選択肢にもなりえます。

ただし、「本当に今の体制でWordPressを安心して運用し続けられるか?」という問いに、自信を持って「はい」と答えられないなら、クラウド型CMSという選択肢を知っておくことは、将来的なリスク回避にもつながります。

最適なCMS選びをサポートします

弊社は「MovableType」と「PowerCMS」のパートナーです。
その他、WordPress以外にも、数多くのCMSパッケージの導入実績がございます。
CMS選定に不安がある方は、ぜひ一度、弊社にご相談ください。お客様の運用体制に合った、最適なCMSをご提案いたします。